モウリーニョ、ヴェンゲルの退任決定を受け「我々は互いに尊重し合っていた」

数々の名勝負を繰り広げてきたモウリーニョ(左)とヴェンゲル(右) photo/Getty Images

「彼は尊敬されて然るべき人物」

1996年よりアーセナルを率いているアーセン・ヴェンゲル監督が、今季限りで退任することが20日に発表された。

長きにわたり同監督と舌戦を繰り広げてきたジョゼ・モウリーニョ監督(現マンチェスター・ユナイテッド)は一連のニュースを受け、同監督のこれまでの功績を称えている。英『sky SPORTS』が伝えた。

「彼が(この決断に)幸せを感じているのなら私も嬉しいし、もし彼が悲しんでいるのだとすれば私もそうだ。私は常に相手の幸運を願っている。彼が今後を見据えてこの決断を下したことに満足しているのなら、私も彼の決断を嬉しく思う。彼やアーセナルとは長い間ライバルとして切磋琢磨してきた。アレックス・ファーガソンがマンチェスター・ユナイテッドを率いていた頃からね。彼は尊敬されて然るべき人物だよ」

また、モウリーニョ監督は過去にヴェンゲル監督を揶揄する発言を行ってきたことについて言及。ヴェンゲル監督に対する振る舞いに後悔はないかと尋ねてきた記者に対し、互いにリスペクトし合ってきたことを強調した。

「我々の立場を理解していない人物からの、典型的な質問だね。君たちにはそう見えないのかもしれないが、私と彼は互いに尊重し合っていた。選手も激しいプレイの応酬や罵り合いを披露することがあるだろう。それは指揮官同士も同じことだよ。ただ、それでも最終的には互いをよりリスペクトし合えるようになるんだ。二人の間で起きたことに、後悔はないよ。3度のプレミアリーグ制覇に7回のFAカップ優勝。それに日本やフランスで彼が成し遂げてきたこと。みんなが彼の功績を理解している。彼がこの決断に満足しているのなら私も嬉しいし、どうかサッカー界から引退しないでほしい」

高いレベルで鎬を削ってきたもの同士であるからこそ結ばれる人間関係は、周囲の人間が思っている以上に深淵なものである。このことをモウリーニョ監督は世界中のサッカーファンに伝えたかったのかもしれない。



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