イタリアサッカーの未来は明るい!? 名将リッピ「決して危機的状況ではない」

現在、中国代表の指揮官を務めるリッピ氏 photo/Getty Images

母国の現状について語る名将

かつてユヴェントスを欧州制覇へ、母国イタリア代表を世界一へ導いた名将マルチェロ・リッピが、イタリアサッカーの現状について語った。

ユヴェントスの牙城を崩せない一強時代やミラノの名門2クラブの低迷、ワールドクラスのタレント不足など、かつて各国のスーパースターたちがしのぎを削り、世界No.1リーグ言われたセリエAの面影はもはやない。加えて、イタリア代表がW杯の予選で敗退を喫し、60年ぶりに本大会出場を逃したことで、サッカー大国イタリアの現状に不安を抱いた者は少なくないはずだ。

しかし、リッピ氏は現状を全く不安視していない。伊『PREMIUM SPORT』のインタビューに応じると、「イタリア代表は、スペイン代表と同じグループになったことで、壮絶な年を送ることとなった。そしてスウェーデン代表に敗れたが、イタリアサッカーは決して危機的状況に陥ってはいない。我々には素晴らしい若手がたくさんいる。自信を持って未来を向き合えるはずだ」と述べた。
そして「イタリアのチームは、どんなことでもできるはずだ。ローマとユヴェントスが、バルセロナ戦とレアル・マドリード戦で何をしたのか。あれは誰もができることではない」と先日のCLを引き合いに出しつつ「少しの運を持って、競争力があることを示した」とも話している。

はたして、イタリアサッカーは幾多の困難を乗り越え、かつての輝きを取り戻すことができるのか。


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