昨年はプレイオフのMLSカップで敗北 マイアミを引っ張るメッシが思うプレイオフの難しさ「プレイオフは全く違う戦いだと思う」

マイアミでプレイするメッシ(左) photo/Getty Images

アメリカ特有のプレイオフ制度は海外組には慣れないものだ

昨年はMLSでリーグ最多となる勝ち点74を稼ぎながら、優勝プレイオフのMLSカップでは第1ラウンドでアトランタ・ユナイテッドに敗れてシーズン終了となったインテル・マイアミ。

アメリカスポーツ界においてプレイオフは当たり前の文化だが、欧州で戦ってきたマイアミFWリオネル・メッシやルイス・スアレスにとっては慣れない仕組みだろう。MLSカップの第1ラウンドは3試合制で行われ、先に2勝した方がカンファレンス準決勝へ進める仕組みだ。これは他リーグではなかなか見ない制度と言える。

メッシは『Apple TV』のインタビューにて、昨年のMLSカップで多くの学びを得たと語っている。今年のマイアミはイースタン・カンファレンス3位からMLSカップに参戦していて、第1ラウンドの第1戦ではナッシュビルに5-2で勝利。第2戦は11月2日に行われる予定で、まずはナッシュビルを確実に撃破して昨年の自分たちを超えたいところだ。

「今年の僕たちは非常に高いレベルで戦えた瞬間もあった一方で、守備面で不安定なプレイが多くて失点が増えたのも事実だ。そこは僕たちに足りていないところと言える。本当にMLSカップを勝ち抜きたいなら、守備の部分は改善しないといけない。MLSカップを制するのは簡単ではない。昨年はレギュラーシーズンで1位だったけど、MLSカップは1回戦で負けているからね。プレイオフは全く違う戦いだと思う。各チームがより慎重に、細部にまで気を配っている。もちろん僕たちだって戦う準備はできているし、勝利を目指している」

メッシはこのようにコメントしていて、今年こそMLSカップを制覇しようと意欲的だ。チームではMFセルヒオ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバの2人が今年限りで引退することになっており、バルセロナ時代から長く一緒にプレイしてきた彼らとトロフィーを掲げたいとの思いは強いはず。マイアミがMLSカップを制するにはメッシの活躍が欠かせないが、メッシはアメリカでも頂点に立つか。



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