PSVに6失点大敗のナポリ 指揮官は「バランスを欠いている」と今夏の大型補強を問題視

ナポリのマクトミネイ photo/Getty Images

昨季とは全く別のチーム?

21日(現地時間)、ナポリはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でPSVアイントホーフェンと対戦し、2-6で敗れた。

ナポリは31分にスコット・マクトミネイのゴールで先制点を奪ったが、直後の35分と38分に立て続けに失点し、前半を1点ビハインドで折り返す。後半に入ってもPSVの攻撃を止めることができず、54分に左サイドを崩されて3失点目を許し、さらに76分にはロレンツォ・ルッカがレフェリーへの侮辱行為で退場処分に。劣勢の中でさらに数的不利となったことで終盤にも3ゴールを奪われ、終わってみれば2-6という一方的なスコアで敗れた。

試合後、ナポリのアントニオ・コンテ監督は記者会見に臨み、今夏の移籍市場でケビン・デ・ブライネら多くの新戦力を獲得したことが裏目に出ていると指摘した。

「昨年の我々は素晴らしいシーズンを過ごした。全ての選手が自分達の限界を越えるパフォーマンスを発揮した。しかし、今シーズンは多くの試合と多くの新戦力がいるという状況から、我々はバランスを欠いている。新しい選手が9人もいるというのは多すぎる。これは補強戦略におけるミスだ」(ドイツ紙『Sport Bild』より)

「私は、『今シーズンは難しいものになるだろう』とこれまで何度も言ってきた。このチャンピオンズリーグのようなレベルではハードワークが必要になるし、自分達の力を疑ってはいけない。昨シーズンはチームの中に存在していた調和を再び取り戻さなければならない」

これでナポリのリーグフェースでの成績は1勝2敗となり、順位も23位まで後退した。次節のフランクフルト戦にも敗れればプレイオフ圏内から脱落する可能性もあり、昨シーズンのセリエA王者は正念場を迎えている。

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