17歳8カ月で仏代表デビュー果たしたPSGの逸材に試練の時 ライバルが豪華すぎて出番減少し、今月はU-21代表へ「ちょっとした降格」

すでにA代表デビューを果たしているザイール・エメリ photo/Getty Images

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今季出番は限られている

昨季チャンピオンズリーグを制し、今季もリーグとCLで安定したスタートを切ったパリ・サンジェルマン。ストロングポイントの1つになっているのが中盤のトリオで、ヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェス、ファビアン・ルイスの3枚は攻守のバランスが抜群だ。

ここに割って入れていないのがフランスの若きMFウォーレン・ザイール・エメリ(19)だ。

ザイール・エメリは超早熟の天才MFと国内で話題を呼び、2023年にはフランスA代表デビューも果たした逸材だ。しかしPSGでは前述した3枚が絶対な存在となっていることもあり、今季も出番が限られている。チーム状況もあって本職ではない右サイドバックに入る機会も増えていて、若いザイール・エメリにとってはちょっとした試練の時と言える。
この状況が続く限り、スター集団であるフランス代表にも入れないだろう。ザイール・エメリは今月の代表メンバーからも漏れていて、代わりにU-21フランス代表の方に合流している。

U-21代表は現在U-21欧州選手権予選の最中で、19歳のザイール・エメリには当然ながら参加資格がある。今回のU-21メンバーにはトッテナムのFWマティス・テル、ウィルソン・オドベール、マンチェスター・ユナイテッドDFレニー・ヨロ、バーンリーMFレスリー・ウゴチュクら実力者が招集されており、この若きエリート集団に入るだけでも凄いことだ。

しかしザイール・エメリの場合はA代表で7キャップを記録していることもあり、仏『Foot365』は「ちょっとした降格」と表現している。

19歳という年齢を考えれば焦る必要はないが、ザイール・エメリもPSGの中盤でスタメンを確保出来ないことにもどかしさがあるはずだ。

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