チェルシー時代は「ポジションが明確ではなかった」 ハフェルツはアーセナルで誰もが認める最前線の実力者となった

アーセナルでプレイするハフェルツ photo/Getty Images

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センターフォワードとして確立された

元よりポテンシャルの高い選手ではあったが、FWカイ・ハフェルツがアーセナルの前線でこれほど力を発揮すると予想できただろうか。

体を張ってボールを保持することもでき、ペナルティエリアでクロスに合わせる能力も高い。昨季はプレミアリーグでも13ゴールを挙げており、得点力も着実にアップしている。空中戦に強いところも見事だ。

英『BBC』は2020年にレヴァークーゼンからチェルシーにやってきた頃とはまるで違う選手になったとハフェルツの成長を称える。チェルシーのレジェンドであり、指揮官も務めたフランク・ランパードもチェルシー在籍時のハフェルツはどこがベストポジションかはっきりしなかったと振り返る。
「彼がチェルシーに来たとき、ポジションに関してまだはっきりしていなかったと思う。非常に才能ある選手ではあったが、ポジションは明確ではなかった。中盤もできるし、9番もできる。チェルシーではベストポジションがはっきりすることはなかった」

アーセナルでは今夏も本格派のセンターフォワードを獲得した方がいいのではないかとの声があったが、今のハフェルツよりも優れた仕事をこなせる選手はほとんどいないだろう。ミケル・アルテタのスタイルを理解し、周囲と連携を取れるサッカーIQの高さも見事だ。ハフェルツにとってもアーセナル移籍は大正解だったと言えそうだ。

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