心機一転のドイツでも苦戦が続くファン・デ・ベーク フランクフルトは買取オプションを行使しないことを決定か

レンタル先でも輝きを取り戻せない photo/Getty Images

ドイツでも出場時間を確保できず

フランクフルトは今冬にマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で獲得したMFドニー・ファン・デ・ベークの買取オプションを行使しない意向のようだ。英『TalkSPORT』が伝えている。

ファン・デ・ベークは2020年にアヤックスからユナイテッドに加入を果たしたが、この移籍以降、思うような結果を残せていない。2022年冬にはエヴァートンにレンタル移籍をしていたが、昨シーズンはアヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグがユナイテッドの監督に就任したことでチームに復帰を果たす。しかし怪我の影響もあり、シーズンの大半は離脱を強いられた。

再起を誓った今シーズンだったが、状況は変わらず、今シーズンのプレミアリーグの出場時間はわずか2分のみとなっている。完全に構想外となった同選手は今冬にフランクフルトにシーズン終了までのレンタル移籍を果たしている。
ドイツでの再出発となったファン・デ・ベークだが、ここまでリーグ戦の出場は7試合のみ。スタメン出場も4回となっており、プレイ時間は344分に留まっている。ここまでは戦力になっているとは考えられておらず、苦戦が続いている。

同メディアによると、同選手のレンタル移籍には950万ポンド(約18億円)で完全移籍となるオプションがついているようだが、フランクフルトはこれを行使しないことを決定したという。今夏にはユナイテッドにレンタルバックされることが濃厚のようだ。

一時的にユナイテッドに戻ることになりそうだが、戻っても状況は変わらず、新天地を再び探す可能性が高いファン・デ・ベーク。ここ数年は思うようなキャリアが送れていない同選手だが、ドイツでのシーズン終盤に意地を見せることができるか。

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