またもプレミアで重大誤審か ブレントフォード戦決勝点のハフェルツは退場になるべきだった?

決勝点となったヘディングを放つハフェルツ photo/Getty Images

リーグタイトルの行方に大きく影響する

現在プレミアリーグで首位を走るアーセナル。第28節でマンチェスター・シティとリヴァプールの直接対決が引き分けに終わり、ブレントフォード戦で2-1と勝利したことで順位が逆転、得失点差で首位となっている。

しかし、このブレントフォード戦の勝利に物言いがついた。元選手や監督、EFLの代表者とPGMOL(プロ審判協会)の代表者も名を連ね、試合中の判定を評価する英国のKey Match Incident Panelは、この試合で決勝点を挙げたアーセナルのカイ・ハフェルツは2枚目のイエローカードで退場になっているべきだったとした。英『Daily Mail』が伝えている。

問題の場面は65分、ペナルティエリア内でDFネイサン・コリンズのチャレンジを受けたシーンだ。ハフェルツは倒れたが、PKは与えられずそのまま試合は続行した。しかし、リプレイの結果、両者に接触がなかったことが明らかになったという。つまりハフェルツにはシミュレーション行為でイエローカードが与えられるべきだったということだ。
ハフェルツはすでにイエローを1枚受けていたため、シミュレーションと判定されていればこの時点で退場となる。当然、決勝点も生まれておらず、順位はひっくり返らないはずだったというのだ。「委員会はフィールド上の判定が誤りであり、ハフェルツには『明らかなシミュレーション行為』として2度目の警告が与えられるべきだったということで満場一致した」と同委員会は発表している。

プレミアリーグでは今季もたびたび誤審が発生している。第7節トッテナム×リヴァプールの試合でもVARとの音声のやりとりが誤認を招き、ルイス・ディアスのゴールが認められなかったことで試合結果が変わってしまった。今回も首位攻防のなかで下された判定であり、リーグタイトルの行方に影響する可能性が大きい。

KMIパネルは試合中の決定について投票を行い、最終的に主審など試合役員の評価を決定する役割をもつ。今回は試合を担当したロブ・ジョーンズ主審が受け取るボーナスなどに影響するとのことだが、ゴール自体が取り消しになることはない。

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