“8900万ポンド”の才能は花開くのか チェルシーで苦戦するムドリクに古巣CEOが言及 「私にとってムドリクは世界で最も才能があり、唯一無二の選手」

真価が問われているムドリク photo/Getty Images

時間が必要だと語る

2023年1月にチェルシーに加入したウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク(23)。

8900万ポンドとも言われる高額な移籍金で加入したこともあり、大きな期待が寄せられていた。しかしここまで公式戦44試合に出場し、5ゴール5アシストと金額に見合う活躍は残せているとは言えない。タイトルのかかったカラバオカップ決勝でも後半終了間際での投入であり、絶対的なポジションを掴めていない。

そんななか、古巣であるシャフタールのCEOセルヒー・パルキン氏は『beIN Sports』にて、ムドリクの才能は世界トップクラスであり、時間をかければ才能は開花すると語る。
「私にとって、ムドリクは世界で最も才能があり、唯一無二の選手だ。彼らが予想するように、ムドリクから最大限のものを引き出すためには、彼に投資する必要があると私は信じている。そして、その投資はお金ではない」

「その投資とは、コーチングスタッフが彼とコミュニケーションをとり、密接に協力するための時間だ。彼はまだ若いので、ウクライナからプレミアリーグに移籍した。それは全く違う世界、全く違うレベル、全く違うフットボールだ。コーチングスタッフが彼に時間を割けば、3倍、4倍、5倍になって戻ってくると信じている」

同氏はムドリクの才能を最大限に引き出すには、コーチや監督とよりコミュニケーションをとり、指導を受ける必要があると語る。現段階ではコール・パルマーやラヒーム・スターリングほどにマウリシオ・ポチェッティーノ監督からの信頼を得ることができていないムドリク。出場時間を増やしていくためにも、自分の武器をしっかりと示し、指揮官の信頼を勝ち取る必要がある。

今季は公式戦27試合で5ゴール3アシストのムドリク。同選手のポテンシャルは間違いないが、チェルシーに加入してこれまで十分なインパクトを残すことができていない。今シーズンからは背番号10を背負う才能はプレミアの舞台で花開くのだろうか。

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