昨季の不調から完全復活  直近のプレミア《6試合で6ゴール》の “ノってる男”がエース不在のスパーズを引っ張る

マンU戦で同点ゴールをマーク photo/Getty Images

チームの中心的存在に

トッテナムに所属するブラジル代表FWリシャルリソンが今シーズン好調をキープしている。

2022年の夏にエヴァートンからトッテナムに加入したリシャルリソン。エヴァートン時代の活躍が期待された同選手であったが、昨シーズンは公式戦35試合で3ゴール4アシストを記録。リーグ戦では27試合で1ゴール4アシストに終わり、批判の対象となっていた。

「最悪の補強」とまで言われてしまった昨シーズンのリシャルリソンだが、そんな批判など吹き飛ばすかのような活躍をここまで見せている。フィジカルだけではなく、精神的な問題も昨季はあったようだが、それらの苦境を乗り越えた同選手はアンジェ・ポステコグルー新監督の下で躍動。
今シーズンは、公式戦20試合で8ゴール3アシストをここまで記録している。リーグ戦では18試合で7ゴール3アシストを記録しており、絶好調だ。エースのFWハリー・ケインが抜けた穴を新キャプテンのFWソン・フンミンと共に埋め、トッテナムにとって欠かせない存在になっている。

プレミアリーグ第21節のマンチェスター・ユナイテッド戦でも同点ゴールを決め、多くの主力選手不在の中でも存在感を発揮。エヴァートン時代のような得点能力が復活しただけではなく、守備面でも奔走する姿が印象的だ。

英『Daily Star』は「リシャルリソンはアーセナルのフォワード全員を上回った」と取り上げており、同選手のリーグ戦7ゴールはアーセナルのFWブカヨ・サカ(6ゴール)、FWガブリエウ・マルティネッリ(2ゴール)、FWガブリエウ・ジェズス(3ゴール)、FWエディ・エンケティア(5ゴール)を上回っていることは驚きだと綴りながらも、リシャルリソンのここまでのパフォーマンスを称賛している。

リシャルリソンはシーズン序盤こそ1ゴールのみとなったが、直近のリーグ戦6試合で6ゴールをマークしている。エースのソンがアジアカップでチームを離れているが、ノリに乗っているリシャルリソンがスパーズの攻撃陣を牽引する。


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