A・アーノルドの中盤起用を後押しする存在? アカデミーから台頭してきたブラッドリーが示す可能性

フラム戦でフル出場を飾った photo/Getty Images

今季は5試合に出場

今シーズン、リヴァプールに復帰したDFコナー・ブラッドリー(20)はこれからの成長が楽しみな選手の1人だ。

2019年にリヴァプールのアカデミーに入団した同選手は、2021年のプレシーズンマッチでトップチーム初出場を飾り、同年の9月のカラバオカップで公式戦デビューを飾った。昨シーズンはボルトンへレンタル移籍をしており、公式戦53試合に出場。7ゴール6アシストをマークしている。

右SBが主戦場となる同選手だが、トップチームの同ポジションにはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが絶対的存在として君臨している。しかし、FAカップ3回戦のアーセナル戦ではアーノルドが中盤にポジションを移すために右SBとして途中出場を果たすと、カラバオカップ準決勝1stレグのフラム戦では負傷したアーノルドの代わりに右SBとしてフル出場を飾った。
直近2試合で素晴らしいパフォーマンスを見せているブラッドリーの存在が、アーノルドの中盤起用をする際のオプションになると語るのがジェイミー・レドナップだ。

「この数週間、コナー・ブラッドリーが発見された。トレントをセントラルMFのポジションでプレイさせるために必要な右サイドバックを見つけただろう。私は何年も前から、彼が行き着くところはそこだと感じていたし、この子はエネルギーに満ちあふれている。前半の20分間はあまりうまくいかず、少し苦戦していたが、後半は本当に素晴らしかった」(英『Daily Mail』より)

イングランド代表では中盤でプレイし、リヴァプールでは偽SBの役割で攻撃時に中盤でのプレイを見せているアーノルド。類稀なるパスセンスとキック精度はリヴァプールやイングランド代表の攻撃を牽引してきた。しかし守備面が問題視され、批判も受けることが多かった。

アーノルドの攻撃面での貢献度は高く、ブラッドリーがこれから順調に成長していけば、アーノルドの中盤起用もオプションの1つになってくるかもしれない。膝の怪我で数週間の離脱が予想されているアーノルドだが、このチャンスでブラッドリーはしっかりとインパクトを残すことができるだろうか。

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