ラムズデール・パパは息子の現状を悲しむ アルテタは本当にこのまま英代表GKを飼い殺しにするのか

出場機会激減のラムズデール photo/Getty Images

併用を示唆していたが

現在プレミアリーグで首位と勝ち点1差の3位と、好位置につけるアーセナル。上位は拮抗しておりここからが踏ん張りどころだが、ひとつ気になるのは正GK争いで取り残されたイングランド代表GKアーロン・ラムズデールのことだ。

開幕から数試合は先発していたものの、第6節エヴァートン戦から先発はダビド・ラジャに交代。CLグループステージでも出番はなく、その後出場したのはカラバオカップの2試合のみとなっている。カラバオ敗退後のCLセビージャ戦では先発するのではとの見方もあったが、結局ゴールを守ったのはラジャだった。

ミケル・アルテタ監督はシーズン開幕当初は「これまでに試合中にGKを交代させたいと思ったことがある」などと発言し、両者の併用を示唆していた。しかし、蓋をあけてみれば起用されるのはラジャばかりとなっている。
ポッドキャスト『Highbury Corner』に出演したラムズデールの実父ニック・ラムズデールさんは、そんな息子の現状を嘆いている。

「アーロンは、ボールを掴んでいたときの笑顔をいまこの瞬間は失っています。それは難しいことです。彼に会うのは本当に大変で、皆で『笑顔でいなければいけない』と言い続けています」

「これが今まで行われてきたやり方なのかもしれませんが、私には理由がわからない。繰り返しますが、彼はやれる限り一生懸命働いています。チームのためにベストを尽くそうとしている。アーセナルがリーグ優勝を目指すために全力を尽くしているんです」

「アーロンはカップ戦のGKとなり、負傷や退場など何かが起こらない限りラジャが主力となるでしょう。アーロンはそういったことを受け入れねばならず、誰でもそれを受け入れて生きています」

出場機会激減により、イングランド代表選出も危うくなりつつあるラムズデール。マンチェスター・ユナイテッドをはじめ、今冬の移籍の噂が当然挙がるようになった。アルテタはこのままラムズデールを起用しないつもりなのか。単に競争に敗れたのだということなら仕方がないが、間違いなく昨季の功労者であり、CLグループステージでも使われないという冷遇ぶりはやりすぎにも思える。まずは11月末にホームで行われるRCランス戦にラムズデールが出てくるかどうか、注目だ。

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