上田綺世はフェイエノールトの“エース”になれるのか 超強力ライバルFWヒメネスの気になる未来

フェイエノールトへ移籍した上田 photo/Getty Images

ヒメネスは複数クラブのターゲットになっている

今夏ベルギーのセルクル・ブルージュからフェイエノールトへ移籍した日本代表FW上田綺世だが、その前には強烈なライバルが立ちはだかっている。

メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスだ。ここまでヒメネスはエールディヴィジで12戦13ゴールと圧巻の成績を残しており、第2節のスパルタ・ロッテルダム戦から第9節のフィテッセ戦まで8試合連続得点も記録した。

今のところ上田がスタメンを奪取するのは難しいように思えるが、もっと上田の出番を増やしていくべきと主張するのはオランダ『Voetbal Football』のマルティン・クラベンダム記者だ。
たった3試合ではあるが、ヒメネスはリーグ戦直近3試合で得点を決めていない。0-1で敗れた7日のチャンピオンズリーグ・ラツィオ戦もフル出場しながら無得点に終わっており、ややヒメネスのペースが落ちてきたとの指摘だ。

また、ヒメネスはすでに多くのビッグクラブから注目を集めている。ヒメネス退団となれば、上田はフェイエノールトの1番手FW候補となる。今のうちに上田をチームにフィットさせておくべきとの考えもある。

「セルクル・ブルージュから獲得した上田にもっとチャンスを与えないといけない。ヒメネスが売却されれば、来年も上田がいるはずだ。ヒメネスはチーム得点王ではあるが、最近の試合を見ると、以前に比べて成績は落ちている。彼は少しコンディションを崩しているように見えるし、それは誰にでも起こり得ることだ」

上田はまだフェイエノールト加入から1ゴールしか決めていない。とはいえ、リーグ戦での最長プレイタイムは9月のユトレヒト戦での35分間だ。アピールの時間が限られすぎているところがあり、この時間で結果を残していくのは簡単ではない。もう少し長い時間チャンスを与えるゲームがあってもいいかもしれない。

ヒメネスがそう遠くないうちに欧州5大リーグのクラブに引き抜かれるのは確実と言えるが、その際上田はフェイエノールトのエースとなれるのか。

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