絶好調レヴァークーゼン支える“超攻撃型WB”の2人 10ゴールずつに関与するグリマルド&フリンポンの脅威

右から仕掛けるフリンポン photo/Getty Images

ブンデスでもトップクラスの両翼

シャビ・アロンソ監督の下で魅惑のフットボールを展開しているレヴァークーゼンでは、チームの得点源であるFWヴィクター・ボニフェイス、2列目からゴールに絡んでいく若きテクニシャンのフロリアン・ヴィルツらに注目が集まりがちだ。

しかし、もう1つのストロングポイントが両ウイングバックだ。

左を担当するアレハンドロ・グリマルド、右を担当するジェレミー・フリンポンはかなり攻撃的な選手で、グリマルドは全コンペティション合わせて5ゴール5アシスト、フリンポンも同じく5ゴール5アシストを記録しており、この段階で10ゴールに絡んでくるウイングバックの攻撃性は脅威だ。
フリンポンは今年にオランダ代表デビューも果たした22歳の若手で、2021年にセルティックから1100万ユーロの移籍金で加入している。今では市場価値も4500万ユーロまで上がっており、攻撃力では現世界TOP5に入る右ウイングバックと言っても大袈裟ではないか。オランダ代表ではインテルDFデンゼル・ダンフリースがいるためにスタメンを確保しづらいが、フリンポンの攻撃性も負けていない。

左のグリマルドはポルトガルの名門ベンフィカで活躍してきた選手で、レヴァークーゼンは今夏にフリーで引き抜いている。グリマルドの攻撃性はベンフィカ時代から有名で、昨季もポルトガル国内リーグで5ゴール9アシストをマークしている。

これまでもビッグクラブ行きが何度か噂されたこともあったのだが、成立せぬまま28歳を迎えた。これだけの実力者をフリーで引き抜いたレヴァークーゼンの補強策は見事だ。

それは今夏に獲得したボニフェイス、MFグラニト・ジャカにも言えることで、ここまで7勝1分の負けなしと絶好調なのは今夏の補強策によるところが大きい。

最終ラインからきっちりとビルドアップし、サイドの高い位置に張ったウイングバックと中央には大型FWボニフェイスが構える。中央、サイドの両方から崩せるレヴァークーゼンの攻撃は見る者を魅了している。

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