昨季はリーガ最少20失点だったのに…… 今季は早くも8失点喫するバルサに不安も「守備が安定していない」

選手に指示を送る監督のシャビ photo/Getty Images

今季は攻撃陣が主役に

昨季リーガ・エスパニョーラを制したバルセロナでは、失点を僅か20に抑えた守備陣が話題を呼んだ。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、DFロナルド・アラウホ、アンドレアス・クリステンセン、ジュール・クンデら強固な最終ラインがチームの軸となり、欧州5大リーグでも屈指の堅守と評判だったのだ。

しかし、今季は状況が異なる。今季は序盤から攻撃陣が話題を呼ぶ一方で、守備が7試合で8失点とやや不安定なのだ。まだ始まったばかりではあるが、このペースでは昨季より失点数が増えてしまう可能性が高い。

スペイン『MARCA』も守備面の修正が必要と主張しており、チームは先日もマジョルカと2-2で引き分けたばかり。攻撃陣が複数得点を続けているのはポジティブだが、守備は昨季の姿を取り戻さなければならない。
「状況は変わった。ここまでのバルセロナは守備が安定していない。チームは多くのミスを犯しており、昨季のパフォーマンス、さらには今夏に最終ラインも補強したことを考慮すると、思った以上に失点が多い。現時点でバルセロナは7試合を戦って8失点となっているが、昨季は23試合消化時点で8失点だった。昨季の強みが自陣エリアにあったとすれば、今はそれが敵陣にある。シーズン序盤の主役はアタッカーたちだ」

攻撃陣はエースのロベルト・レヴァンドフスキに加え、16歳のラミン・ヤマル、復活のフェラン・トーレス、新戦力のジョアン・フェリックスなど充実している。ここまで18ゴールはリーグトップタイの得点数だ。

ここに昨季の守備力があれば言うことなしなのだが、今季は失点が増えてしまっている。右のサイドバックに攻撃的なジョアン・カンセロが加わるなど最終ラインの顔ぶれが変わっているのは確かだが、昨季の守備力を取り戻せるだろうか。

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