6試合のうち4試合で先制点を許すリヴァプール 勝負強さを見せるも、気になるスロースタート

リヴァプールの指揮官クロップ photo/Getty Images

先制点を許すケースが多い

UEFAヨーロッパリーグ(EL)の初戦でLASKと対戦したリヴァプール。LASKに先制点を許してしまうも、FWダルウィン・ヌニェスのPKを皮切りに、FWルイス・ディアス、FWモハメド・サラーが得点を決め、最終的に3-1で逆転勝利を収めた。

昨シーズンは、プレミアリーグで5位に終わり、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃してしまったリヴァプール。今夏は、MFジョーダン・ヘンダーソンやMFファビーニョなど多くの選手が退団したが、新戦力としてMFアレクシス・マックアリスターやMF遠藤航などを獲得。19-20シーズン以来のリーグ優勝を目指す。

そんなリヴァプールは現在、5試合を終えて、4勝1分と負けなしをキープしており、いいスタートを切っている。まだ5試合のみだが、リヴァプールらしい勝負強さを発揮し、厳しいゲームを制している。
ここまで好調のリヴァプールだが、気になるのは先制点を許すことが多い点だ。ELのLASK戦を合わせると、6試合のうち4試合で先制点を許しているのだ。結果的に逆転勝利を収めてはいるが、先に失点を許すケースが多いのは懸念点の1つだ。

リヴァプールでのプレイ経験もあるマイケル・オーウェン氏は『TNT Sports』にて、後手に回ることの多いリヴァプールを指揮官のユルゲン・クロップ監督は懸念している可能性があると伝えている。

「彼は少し心配するだろう。彼はおそらく、なぜそんなことが起こったのかというような目で見ているだろう。それは偶然なのか、それとも結論が導き出せないほどのことが起きているのか.....」

「でも、一番の気持ちは安堵感だろうね。アウェーで勝点3を取れたことは素晴らしい最初の結果だし、本当にいい位置にいる」

「彼は喜ぶだろうが、なぜこのようなことばかり起こるのか、少し気になる点がある。でも、何度も逆転し、勝ち続けるのは、ある種の個性だ」

劣勢であっても、最後には逆転勝利し、勝ち点3をつかむことができているのは今のリヴァプールの強さを物語っていることは間違いない。しかし、試合の流れを決める上で、重要な先制点を簡単に相手に与えてしまう点は改善しなければならないだろう。

ここまで負けがなく、順調な滑り出しを見せているリヴァプールは第6節で3勝1敗1分と悪くないスタートを切っているウェストハムと対戦する。

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