マウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎え、多くの新選手を獲得したチェルシー。チェルシーは、昨シーズン12位に終わってしまったため、今季復活を遂げることができるのか多くの注目を集めていた。
3億8000万ポンド(約700億円)相当もの金額を費やしたチェルシーだが、注目を集めたのがブライトンから獲得したMFモイセス・カイセドの獲得だ。1億1500万ポンド(約212億円)の金額で獲得したカイセドには大きな期待が寄せられている。
そんなカイセドの獲得に疑問を抱いているのが、元チェルシーの選手であったフランク・ルブフ氏だ。ルブフ氏は1996年から2001年の間チェルシーでプレイし、200試合以上出場している。そんなルブフ氏はカイセドより、マンUへの移籍が決まったソフィアン・アムラバトを獲得すべきだったと、米『ESPN』にてコメントしている。
「あのような選手がマンチェスターに行くのを見ると、チェルシーが中盤の経験豊富な選手を見つけようとしていることについてよく話すんだ。なぜ彼のことを考えなかったのか」
「彼はエンソ・フェルナンデスと組むのに最適な選手だっただろう。彼らはカイセドを獲得したが、金額は1億ポンド以上だった。アムラバトはレンタルでマンUに行くと思うが、その後、総額3000万ポンドで獲得できる可能性がある。それはお買い得だっただろう」
「彼は昨年のW杯でモロッコ代表として素晴らしかった。彼は自分の才能を証明した。なぜチェルシーは彼らのことを考えないのか?彼は経験豊富な選手だ。なぜチェルシーはこのような選手たちのことを考えないのか?」
ルブフ氏はチェルシーにはアムラバトのような経験豊富な選手が必要あると考えており、若手中心の補強に疑問を感じているようだ。
カイセドが昨シーズン、ブライトンで見せたプレイから考えてチェルシーでも十分に活躍できるだろう。しかし、今のチェルシーはチームの平均年齢は約23歳(『transfermarkt』より)であり、経験豊富な選手は少ない。
ベテランの存在は、チームがうまくいかない時にこそ重要になるが、チェルシーにはベテランと呼べる選手はチアゴ・シウバしかいない。
若手中心のスカッドを揃えるチェルシーは今シーズン4試合を終えて、1勝2敗1分といいスタートは切れていない。ここからチェルシーがどのように巻き返しを図るのか注目だ。