昨季に続いてもう一度CL決勝の舞台へ クアドラード、テュラムら加えたインテルは頂点目指せるか

昨季はCL準優勝の成績収めたインテル photo/Getty Images

指揮官インザーギは今季も夢を見る

昨季チャンピオンズリーグ決勝まで進んだ力は本物か。今季のインテルはそれが試されるシーズンとなるだろう。

昨季はCL決勝でマンチェスター・シティに0-1で敗れたものの、マンC圧倒的有利との予想が多い中でインテルは想像以上に良い戦いを見せた。今季はセリエAのタイトルに加え、CLでもう一度ファイナルへ進みたいところだ。

今夏にはGKアンドレ・オナナ、MFマルセロ・ブロゾビッチ、FWエディン・ジェコ、DFミラン・シュクリニアル、レンタルで加わっていたFWロメル・ルカクら一部主力が抜けてしまったが、その代わりに新戦力も加えた。
センターバックにはバイエルンからバンジャマン・パヴァール、さらに22歳と若いドイツの大型CBヤン・ビセック、GKにはバイエルンからヤン・ゾマーを加え、中盤にはサッスオーロからダヴィデ・フラッテシを補強。

そしてフリーでMFデイヴィ・クラーセン、ファン・クアドラード、FWマルクス・テュラム、アレクシス・サンチェスらを獲得しており、即戦力となる選手も複数加わっている。昨季より強化されているかはまだ分からないが、悪い補強ではないはずだ。

チームを指揮するシモーネ・インザーギは、CLで昨季と同じ戦いを続けたいと再びのファイナル進出を夢見ている。それがイタリアを代表する名門インテルの宿命だからだ。

「昨季の我々はイスタンブールでの決勝まで素晴らしい旅をした。夢まであと一歩だったんだ。チャンピオンズリーグは我々が再び主役になりたい重要な舞台だ。私たちはインテルであり、夢を見続けたいと思っています」(Internews.itより)。

先日行われたCLの組み分け抽選会にて、インテルはベンフィカ、ザルツブルク、レアル・ソシエダと同じグループDに入っている。油断は禁物だが、優勝候補と呼べるチームはいない。戦力的にはインテルが上回っており、ベスト16進出は現実的な目標だ。

果たして今季もインテルはCLで強さを発揮できるのか。目標はもちろん昨季を超える優勝だ。

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