なぜファティはブライトンへ? 若手にとって魅力的すぎるスタイル「スパーズもファティ獲得を望んでいたが……」

ファティはブライトンへ photo/Getty Images

成長するには最適な場所

バルセロナでプレイしてきたFWアンス・ファティには、今夏複数のクラブが関心を示してきた。最終的には日本代表FW三笘薫も所属するブライトンにレンタル移籍することになったのだが、なぜ行き先はブライトンだったのか。

ファティには同じイングランドの強豪トッテナムも関心を示していたが、英『FourFourTwo』はトッテナムよりブライトンの方が魅力的な行き先だったと解説する。

「スパーズはレンタルでのアンス・ファティ獲得を強く望んでおり、立場的にスパーズはブライトンよりもビッグクラブと考えられる。では、なぜ20歳のファティはノースロンドンのクラブではなくブライトンを選んだのだろうか?」
「ファティがブライトンへの移籍を希望したのは、クラブがここ数年若手選手の育成で結果を残している点が大きいと考えられる。若手選手の中には名声を高め、スターとなり、トップチームに向かった選手もいる。指揮官ロベルト・デ・ゼルビの攻撃的なプレイスタイルも条件に合ったと考えられており、デ・ゼルビからのラブコールでファティはブライトンが自分に適していると確信したと言われている。またトッテナムの場合、今季は欧州カップ戦に出場していない。カラバオカップもすでに落としているため、ファティにとってはブライトンの方が出場機会を多く確保できる可能性が高い」

ブライトンはヨーロッパリーグにも参戦しており、選手層が必要だ。トッテナムは8月29日に行われたカラバオ杯・2回戦でフラムに敗れており、確かにトッテナムの方が出番を得づらいかもしれない。

デ・ゼルビがファティをどう成長させるかも楽しみで、ファティにとってブライトン行きは悪い選択ではないだろう。

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