アーセナルがラジャを獲る理由はある!? ギヴン氏は疑問視「私がラムズデールだったら幸せではない」

移籍秒読みであるとされるラジャ photo/Getty Images

GKコーチとの関係もあるか

プレミアリーグ開幕戦で、ノッティンガム・フォレストに2-1と勝利したアーセナル。この試合、フォレストのゴールマウスを守っていたのは、昨季アーセナルの第2GKだったマット・ターナーだった。すでに完全移籍でフォレストへ移っており、アーセナルは新たにブレントフォードGKダビド・ラジャの獲得が目前であるといわれている。

しかし、元アイルランド代表GKで、マンチェスター・シティなどでプレイしたシェイ・ギブン氏はこの移籍に疑問を呈し、「これは問題の兆候」と『BBC』に語っている。英『Daily Mail』などもコメントを伝えた。

「私はラムズデールが、昨季最高の選手のひとりだと思った。素晴らしいパフォーマンスを見せ、ポジションにしっかりと定着した。いま、(ブレントフォードで)すでに1番を付けているラジャを連れてくるなら、それは問題を引き起こすことになる」
「ラジャがブレントフォードを離れて、アーセナルや他のクラブでナンバー2になるとは思わないよ。もし自分だったら、2番手になるためにどんなクラブにも行かないだろうし、チャンスもないだろう。だからアルテタがなぜ彼を引き入れようとするのか理解できない」

「GKコーチがかつてブレントフォードにいたから、ラジャを連れてくる理由はある。ラジャは彼(GKコーチのイニャキ・カナ)が好きだろう。これがナンバー1になれる保証を与えているかもしれないが、もし私が(アーロン・)ラムズデールだったら幸せではないだろうね」

カナとラジャの師弟関係は、おそらく両者にとって良い方向に働くだろう。ラムズデールにとっては強力なライバルの登場となり、ラジャのビルドアップ能力なども考えると正守護神の座を脅かされる可能性も高い。「ナンバー1」級のGKを2名抱えることになりそうなアーセナル。アルテタ監督はどのような判断を下すのだろうか。

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