全盛期と思える20代でサウジアラビアへ向かうのはアリ? クローゼが嘆くサビッチ退団「彼の決断だから……」

ラツィオを離れるミリンコビッチ・サビッチ photo/Getty Images

若い選手のサウジアラビア行きには微妙な意見も

サウジアラビア勢の勢いは止まらない。今夏は次々とスター選手がサウジアラビアへ向かっており、ラツィオからはセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチがアル・ヒラルへと移籍した。

サウジアラビアのクラブが支払うサラリーが巨額なのは確かだが、欧州トップリーグでプレイする選手がサウジアラビアへ向かう現在の状況にサッカーファンは何を思うのだろうか。

自身もラツィオでプレイした元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏は、ミリンコビッチ・サビッチの移籍を嘆いている。
「ベンゼマやC・ロナウドのように、キャリアの終盤にある選手にとってサウジアラビアは選択肢になると思う。だけど、ミリンコビッチに関しては少し違う。彼はまだその年齢ではない。イングランドかスペインで彼を見たかったよ。彼の決断だから、受け入れるしかないけどね」(伊『Corriere dello Sport』より)。

ミリンコビッチ・サビッチはまだ28歳と中堅世代で、欧州のビッグクラブからの関心も寄せられていた。ビッグクラブでプレイするだけの力はあるはずで、192cmのサイズに加えて器用なテクニックを備える特別なプレイヤーだ。

クローゼ氏の言葉通り選手の判断を尊重するしかないが、全盛期と呼べる年齢で欧州を離れてしまうのは少々寂しいか。

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