ヴィニシウス、ロドリゴだけじゃない リーガで輝く若きブラジル人ウイングが挑む2年目のブレイク

ヴィニシウスとマッチアップするエンヒキ(左) photo/Getty Images

右サイドから仕掛けるベティスのドリブラー

リーガ・エスパニョーラで躍動している若手ブラジル人FWといえば、やはりレアル・マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオール&ロドリゴ・ゴエスだろう。2人はブラジル代表でも主力であり、その能力は特別だ。

しかし、リーガ・エスパニョーラには他にも興味深いブラジル人ウイングがいる。レアル・ベティスで評価を上げているのは、22歳のルイス・エンヒキだ。

昨夏にブラジルのフルミネンセから加入したエンヒキは、主に右サイドから仕掛けることを得意とするレフティーアタッカーだ。ブラジル人選手らしい独特なリズムでのドリブルが武器で、昨季はリーガ・エスパニョーラで第14位となる56回のドリブル成功数を記録している。
テクニックはもちろん、強引に右サイドを縦へ突破してしまう馬力も併せ持つ。1ゴール3アシストで終わった昨季は得点力の部分に課題を残したが、22歳で初のリーガ・エスパニョーラということを考えれば上々のシーズンだったと言えるだろう。

まだA代表での経験はないが、こうしたアタッカーが続々と出てくるところは実にブラジルらしい。5大リーグで結果を出し続ければ、どこかでセレソンでもチャンスが回ってくるかもしれない。右のウイングとしてロドリゴとは異なる強みを発揮できる選手で、エンヒキにも注目だ。

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