ファン・ダイクは3、4年前の姿に戻れるのか リヴァプールの守備改善に世界最高の輝きは欠かせない

リヴァプールの最終ラインを支えてきたファン・ダイク photo/Getty Images

来季へ守備を整えられるか

今節トッテナムと対戦したリヴァプールは4-3と打ち合いを制したが、納得できるゲーム内容ではないだろう。前半15分までに3-0とリードしながら、一時は3-3と追いつかれてしまった。今季の不安定さが出たゲームでもあり、課題も多いゲームだ。

特に守備陣は納得していないだろう。今季は最終ラインの要であるDFフィルジル・ファン・ダイクも批判を浴びる機会が増えており、世界最高のセンターバックと言われた数年前ほどのパフォーマンスは見せられていない。

ファン・ダイクの場合は、2020年のエヴァートン戦で負った大怪我からパフォーマンスレベルが落ちているとの指摘もある。キャリアを変えてしまうほどの大怪我だったのは間違いなく、ファン・ダイクもプレイの中で違和感があるのかもしれない。
英『The Times』によると、ファン・ダイク自身も今季の戦いには納得していない。過去のレベルを取り戻したいと来季の戦いへ意気込んでおり、守備の改善は来季へのテーマだ。

「誰も批判を免れることはできない。批判の内容が正しいと分かっているならば、出来るのは全力で改善に集中することだけだ。チームのように自分のパフォーマンスが上がったり下がったりしていることは分かっている。自分が注目されている選手の1人であることも分かっている。過去5年にわたり、怪我をした年を除けば3、4日おきに安定したレベルでプレイしてきた。それに戻ろうとしているんだ」

ファン・ダイク加入以降、リヴァプールのディフェンスレベルは飛躍的に上がった。ファン・ダイク1人の功績というわけではないが、ファン・ダイク効果が絶大だったのは間違いない。3、4年前の状態を取り戻すのは簡単ではないが、リヴァプールの守備はファン・ダイクが大きなカギを握っている。

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