アペルカンプ真大が明かした日本代表への思い ドイツ代表を選択することもできるが……

今季ここまで5ゴール7アシストを記録しているアペルカンプ photo/Getty Images

夢を実現したいと思います

ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレイするMFアペルカンプ真大が、日本代表への思いなどを明かした。

現在22歳のアペルカンプは、東京でドイツ人の父と日本人の母の間に生まれ、2015年に渡独。デュッセルドルフの下部組織へ加入し、2020年9月にトップチームデビューを飾った。以後、チームの主力として活躍しており、今季もここまでリーグ戦27試合に出場し、5ゴール7アシストを記録している。

また、代表活動では、日本代表のU-17チームやU-18チームでプレイしてきたアペルカンプ。ただ、2021年にはドイツ代表のU-21チームに招集され、U-21欧州選手権予選の2試合に出場している。将来的に日本とドイツ、どちらの代表を選択するのかに注目が集まっていたが、アペルカンプは昨年、メディアの前で日本を選ぶ方向でいることを明かしていた。
そんなアペルカンプが、移籍情報サイト『transfermarkt』のインタビューに応じた。その際、代表活動について聞かれると、「日本代表への傾きが強くなっています。僕も日本代表の候補者リストに入っているようですが、日本代表メンバーを見ると、クオリティが高いのがわかります。そこでチャンスを得るためには、次のステップへ進まなければならない。この夢を実現したいと思います」とコメントしている。

そして、「次のステップ」とは、やはりトップリーグでプレイすることか。「2部リーグで3年近くプレイしてきましたが、僕にとっては重要な時間だったと思います。もちろん、このリーグにずっと留まりたいわけではないですけどね。できるだけ早く、ブンデスリーガ(1部)に飛び込みたいです。可能ならば、フォルトゥナと一緒に」とも述べていた。

さらに、「今季は、ゴール数、アシスト数、プレイ時間を見ても、僕のベストです。楽しいし、コンディションもいいし、気分もいいですよ」や「攻撃のプレイヤーなので、守備のことを最初に考えることはありませんが、デュエルの部分を良くしたり、ボールを奪う部分だったり、僕はこの分野でまだまだ改善できると思います」と、自身の現状や課題などについても明かしている。

デュッセルドルフは6試合を残して、入れ替え戦圏内いる3位ハンブルガーSVとの勝ち点差が「6」。アペルカンプはチームの救世主となり、1部復帰へ導けるか。今後の活躍にも注目が集まる。

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