序列の下がったカイル・ウォーカー 関心を示すのは少年時代を過ごしたクラブ

出番を減らすウォーカー photo/Getty Images

プレミア昇格であれば獲得を熱望

プレミアリーグ、FAカップ、CLと3冠の可能性を残すマンチェスター・シティ。10連勝中と絶好調のチームだが、内心穏やかではないと思われるのがイングランド代表DFカイル・ウォーカーだ。トッテナムから移籍してきた快速DFは、シティに移籍してからも不動の右SBとしてペップ・シティの中では欠かせない存在となっていた。「偽SB」などトッテナム時代と求められることが変わった中でも適応してきた彼だったが、現在は不動のスターティングメンバーからは外れている。

シーズン終盤に入り、ペップはジョン・ストーンズを偽CBとしてロドリの横に配置し、左からネイサン・アケ、ルベン・ディアス、マヌエル・アカンジの3CBの形を取ることが多くなった。そのためウォーカーの出場機会は減少していった。ウォーカーの出場機会の減少について、システムの関係だとペップは語っている。

英『90min』によると、現在チャンピオンシップ(英2部相当)で2位につけているシェフィールド・ユナイテッドが序列の下がったウォーカーに関心を示しているそうだ。かつてのレンタル先であるアストン・ヴィラも関心を示しているとの噂もあるが、より熱心なのがシェフィールド・Uだという。ウォーカーはシェフィールド出身で、シェフィールド・Uのユースからキャリアをスタートしている。彼のシェフィールド・Uへの愛は深く、シェフィールド・UがFAカップでトッテナムと対戦したときは、『BBC』のアナリストとしてスタジオに出演している。クラブは今シーズン、プレミアへの昇格を決めた際はウォーカーとの再会を望んでいるという。
今シーズンは若手のリコ・ルイスの台頭もあり、昨シーズンほどの活躍を見せることができていない32歳のベテラン。しかし、フィジカルはまだ欧州トップレベルのパフォーマンスを見せている。同メディアによるとシティはウォーカー放出には積極的ではなく、契約の残りの14カ月をシティでプレイすることを望んでいるようだ。この2チームは今週末にFAカップファイナルへの切符をかけて対戦する。

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