5年ぶりのオランダ代表入り&ベルギーで得点王争い 1年でキャリア激変の点取り屋が再びプレミアへ?

アントワープで得点量産するヤンセン photo/Getty Images

トッテナムでは上手くいかなかったが……

サッカー選手のキャリアとはどう動くか読めないものだ。

この1年でキャリアが激変したのが、28歳のオランダ人FWフィンセント・ヤンセンだ。

2015-16シーズンにAZのエースとしてエールディヴィジ得点王に輝いた経歴を持つヤンセンは、2016年にトッテナムへ移籍。
ステップアップの移籍だったが、結果的には大失敗。トッテナムでは42試合で6ゴールしか奪えず、2019年にはメキシコのモンテレイと契約。しかしここでも2019-20シーズンはリーグ戦5ゴール、2020-21シーズンは7ゴール、2021-22シーズンは3ゴールと思うような結果を残せなかった。

世界のサッカーファンからは忘れられかけていたかもしれないが、それが昨年大きく変わった。

オランダ代表監督を務めていたルイ・ファン・ハールがいきなり代表へヤンセンを召集し、実に5年ぶりとなる代表でのプレイが実現したのだ。結局ファン・ハールは昨年のワールドカップ・カタール大会にもヤンセンを選抜し、2試合に出場している。

その目利きは正しかったのか、ヤンセンはクラブの方でも絶好調だ。今季より加入したベルギーのアントワープにてリーグ戦16ゴールを記録しており、これは現時点で得点ランク2位の数字だ。

オランダ『Soccernews』によると、その活躍にイングランド2部で首位に立つバーンリーが目をつけているという。

バーンリーといえば元ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが指揮していることでも有名で、今季は2部で見事な戦いを披露している。来季のプレミアリーグへ備えるべくヤンセンをリストアップしているのだろう。

トッテナムでは結果を残せなかったが、ヤンセンは再びイングランドへ戻ってくるのか。メキシコでの生活を挟み、ヤンセンのキャリアは予想外の動きを見せている。

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