「三笘のハンドだったなんてあり得ない。完璧なゴールだった」 ゴール取り消しのトラップは肩ではなかったか

三笘はトッテナム戦でも違いを生んだが…… photo/Getty Images

内容的には勝ってもおかしくなかった

8日に行われたプレミアリーグ第30節では、5位トッテナムと6位ブライトンが激突。欧州カップ戦出場権獲得へ重要なカードだったが、2-1で勝利を収めたのはホームのトッテナムだった。

ブライトンとしては、かなり不運な黒星だったと言えよう。トッテナムは指揮官アントニオ・コンテを解任するなど混乱気味で、ロベルト・デ・ゼルビの下で波に乗るブライトンの方が組織としての完成度は高かった。この日の試合もアウェイのブライトンが積極的にボールを動かす展開となり、ブライトンのペースで試合が進んでいたと言ってもいい。

何よりの不運は、いくつか微妙な判定があったことだ。0‐1とリードされた前半には浮き球のパスに抜け出した日本代表FW三笘薫が胸トラップから右足でシュートを流し込むプレイがあったが、VAR判定の結果ハンドがあったとジャッジされてしまい、三笘のゴールは取り消されてしまった。
英『The Sun』によると、SNS上では三笘のハンドと判定されたプレイについて様々な意見が出ている。映像で見ると、肩に近いところでタッチしているようにも見える。ハンドではないとの意見もあり、なおかつ後方から相手DFに手で押されたところもあった。いずれにしても、ブライトンのサポーターが納得できる判定ではないだろう。

「三笘のハンドだったなんてあり得ない。完璧なゴールだった」

「三笘の素晴らしいゴールであり、間違った判断だ」

「ゴールでなければPKだろう。ロメロは明らかに三笘を押していた」

三笘に関しては後半にもペナルティエリアで相手選手と接触して転倒する場面があり、あのシーンも確かに接触はあった。VARで詳しくチェックしても良かったはずだが、主審は笛を吹かなかった。

その後FWハリー・ケインのゴールできっちりと勝ち切ったトッテナムの勝負強さは見事だったが、ブライトンとしてはショックの大きい敗戦だ。内容的には勝てたはずで、ややフラストレーションの溜まるゲームとなってしまったか。

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