キム・ミンジェもあっさり突破する衝撃ドリブルに“クワラマーカーズ”の呼び声 ミランのドリブラーは覚醒するか

ミランでプレイするサレマーカーズ photo/Getty Images

課題は得点力にあり

2日にナポリを4-0で撃破したミランでは、アタッカーの『個の能力』が目立った。

FWラファエル・レオン、ブラヒム・ディアスのドリブルはキレ味抜群で、ナポリ守備陣も対応に手を焼いていた。

さらなるサプライズを見せたのは、56分から途中出場したベルギー代表MFアレクシス・サレマーカーズである。
途中出場ながらチーム最多となる4回のドリブル成功数を記録しており、左右両足を使ったドリブルにナポリ守備陣が振り回されていた。

67分の得点シーンもインパクト抜群で、独特なリズムのドリブルからセリエAでNo.1級の評価を得ているナポリDFキム・ミンジェもあっさりと突破。最後は冷静にシュートを流し込んでおり、ピッチ中央からドリブルでナポリ守備陣を突破してしまうとは驚きだ。

伊『Gazzetta dello Sport』は、SNS上でサレマーカーズの突破に『クワラマーカーズ』なんて声が挙がっていると取り上げている。これはナポリFWクヴィチャ・クワラツヘリアと重ねたものだが、この日に限ればサレマーカーズのドリブルが一枚上手だった。

課題があるとするならば、得点力だろう。サレマーカーズはナポリ戦でのゴールが今季リーグ戦初得点で、セリエAでのキャリアハイは2020-21シーズンの2ゴールだ。2列目をこなす選手としては、もう少し得点数が欲しい。

そこさえ改善できれば、サレマーカーズはトップクラスのアタッカーとなるだろう。ドリブルのセンスはナポリ戦でも証明した通りであり、23歳のベルギー代表MFがどこまで伸びるのか楽しみだ。

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