“420分間”もゴールなし 好カードのはずのチェルシーとリヴァプールが最も退屈な「塩試合」に

得点が生まれないカードとなってしまった photo/Getty Images

またもスコアレスドロー

延期分の試合として4月5日に行われたプレミアリーグ第8節のチェルシー対リヴァプール。グレアム・ポッター監督解任後で新たな船出となるチェルシーと、前節マンチェスター・シティに完敗し、立て直しを図りたいリヴァプール。注目の一戦は両チームチャンスを作り出すものの、決め手を欠き0-0の引き分けで終了した。

プレミア屈指の実力者同士の戦いではあるが、思わぬ記録を更新する試合となってしまった。チェルシー対リヴァプールは昨シーズンのリーグカップとFAカップのファイナルのカードで、この2試合はどちらもPK戦までもつれこみ、リヴァプールが勝利している。また、1月にアンフィールドで行われた試合もゴールネットを揺らすことができず、スコアレスドローで終わっている。これでこのカードの試合は、記録上は4試合連続でのスコアレスドローという結果となった。

『Opta』によると、トップクラスの2つのクラブが4回連続で引き分けたのはこれで3回目になるという。1974年から1975年にかけてのエヴァートン対リヴァプール、そして1992年から1994年にかけてのアーセナル対クイーンズ・パーク・レンジャーズ、そして今回のカードである。
しかし、上記の2試合は延長戦まで行われていないため、チェルシー対リヴァプールの4試合合計420分間ゴールが生まれていないという記録は、強豪クラブ間での最も長い記録となってしまったのだ。

今シーズンは思うようなシーズンを過ごせていない両チーム。復活のきっかけにしたかった重要な一戦はまさかの記録を更新してしまう塩試合になってしまった。

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