昨年のワールドカップ・カタール大会では初戦で日本代表に敗れ、グループステージ敗退の屈辱を味わったドイツ代表。
ワールドカップはロシア大会に続く2大会連続のグループステージ敗退となり、強豪としては許されない結果だ。
復活へ勝負となるのは、自国開催となる翌年のEURO2024だ。求められているのは優勝であり、それ以外の結果では満足してもらえないだろう。
しかし、28日に行われた親善試合ではベルギー代表に2-3で敗れてしまった。ケルンのラインエネルギーシュタディオンで敗れることになり、親善試合とはいえ批判は避けられない。代表監督ハンジ・フリックには厳しい目が向けられている。
独『Sport1』はDFアントニオ・リュディガーやFWレロイ・サネ、MFイルカイ・ギュンドアンを今月の代表メンバーから外すなど、フリックが色々とテストしていることは認めている。しかし、このままでは来年のEUROも危ないと警告している。
ベルギー戦ではDFティロ・ケーラーとマティアス・ギンターがセンターバックに入ったが、前半は4点か5点奪われても不思議ではないほど危ない展開だったと同メディアは厳しく指摘。3失点で済んで助かったとの見方だ。
まだテストしていく段階とはいえ、黒星が増えれば批判も増える。優勝を狙うだけのタレントは揃っているはずだが、フリックはいつベストメンバーを見つけるのか。自国開催のEUROで早期敗退は許されない。