S・ラモス&ピケ世代受け継ぐ33歳の守備職人 “5年ぶり”の代表で輝くナチョこそスペインNo.1DF

ノルウェー戦に先発したナチョ photo/Getty Images

2018年以来の代表戦でクリーンシート達成

ルイス・デ・ラ・フエンテを指揮官に迎え、新たなスタートを切ったスペイン代表。

その初陣となった24日のEURO2024予選・ノルウェー戦でデ・ラ・フエンテがセンターバックコンビに選んだのは、マンチェスター・シティDFアイメリク・ラポルテとレアル・マドリードMFナチョ・フェルナンデスだった。

特長的なのは、33歳のナチョを先発に抜擢したことだろう。ナチョにとっては2018年10月のイングランド戦以来となる代表戦で、デ・ラ・フエンテはレアルで守備職人として輝くナチョにEURO2024の初陣を託した。
レアルでのパフォーマンスを見てきた人ならば納得の人選だろう。ナチョの代表デビューは2013年のことだが、世代の近いところにはジェラール・ピケとセルヒオ・ラモスがいた。2014年のワールドカップ・ブラジル大会やEURO2016、2018年のロシア大会ではまだこの2人が主力を務めており、ナチョには割って入る隙がなかった。

しかし現在ピケは現役を退き、ラモスも代表から引退した。若いセンターバックも出てきているが、ピケやラモスほどの存在感を放つ者はいない。ナチョにもチャンスはあり、今のスペインサッカー界で一番信頼できるセンターバックと言ってもいい。

ノルウェー戦は3-0で快勝を収めており、代表デビューから10年の時を経てナチョが主役になるときか。

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