皆勤賞は“37試合”でストップ ミランの鉄人DFカルルが負傷、ナポリとの3連戦に打撃

カルルの負傷は大事に至らずに済むか photo/Getty Images

ここまでよく戦っていた

現在リーグ4位につけているミランは来月4日にセリエA第28節のナポリ戦を迎える。首位ナポリとの勝ち点差は現時点で23開いており、リーグ優勝を争う天王山というわけではない。

しかし、2位のラツィオから6位のアタランタまでは勝ち点差が7と団子状態だ。ミランが来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得するためには、残りのリーグ戦11試合をいかに落とさないかが重要になる。今のナポリが国内最大の難敵であることは間違いないが、できることならここでも勝ち点を拾っておきたいところだ。

そんな状況の中でネガティブなニュースが飛び込んできた。伊『Gazzetta dello Sport』によると、U-21フランス代表の活動に参加していたDFピエール・カルルが右ふくらはぎを痛めてしまい、4日のナポリ戦を欠場する見込みだという。1週間後に再検査を受けるようだが、検査結果次第ではCLにも影響するかもしれないと同メディアは指摘。今季のミランはCLで準々決勝まで勝ち進んでおり、来月13日と19日に再びナポリと対戦するのだ。
カルルは今季の公式戦37試合全てに出場していたミラン唯一の選手だ。センターバックも右サイドバックもこなせる彼の存在は、怪我人が続出していたチームにとって非常にありがたいものだった。

幸いにもDFマリック・チャウという若手DFが2月頃に台頭してきたため、CBはチャウ、DFフィカヨ・トモリ、DFシモン・ケアーの3人でやり過ごすことができる。右SB・右ウイングバックも長期離脱していたDFアレッサンドロ・フロレンツィが今月上旬に復帰したため、頭数は問題ない。

ベストな布陣で戦うという意味ではなんとかCLの試合には間に合ってほしいところだが、ここまでがんばってきた分、無理せずしっかり休むのもありだろう。どちらかと言えば、リーグ戦の出場に焦点を当てて、トップ4フィニッシュに貢献する意識の方が大事かもしれない。

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