ポルトガルのW杯スターが残す“欧州No.1級”のスタッツ 好調の21歳ゴンサロ・ラモスが再びC・ロナウドに挑む

カタール大会後も定期的にゴールを決めているラモス photo/Getty Images

注目の若手だ

ポルトガル代表のセンターフォワード争いが熱を帯びてきている。FWクリスティアーノ・ロナウドが久々に代表で結果を残した一方、21歳のFWゴンサロ・ラモスも所属先のベンフィカで非常に良いスタッツを残しているのだ。

ゴンサロ・ラモスの名前が世界中に知れ渡ったのはワールドカップ・カタール大会。決勝トーナメント1回戦のスイス戦でロナウドに代わってスタメン入りしたラモスは、ここで衝撃のハットトリックを達成。続くモロッコ戦でも先発出場を果たし、ポルトガル代表のCF一番手候補に一気に躍り出た。

そんなラモスは今季ベンフィカでリーグ戦16ゴールを記録しており、プリメイラ・リーガ得点ランキング2位につけている。チームメイトのMFジョアン・マリオ(17ゴール)の背中を1ゴール差で追っている状況だ。
そして英『Squawka』によると、ラモスは欧州トップ7リーグでNo.1のスタッツも記録している。彼の90分あたりのゴール期待値(PKなし)とアシスト期待値(オープンプレイのみ)を足すと「1.11」となるようで、「1」以上を記録している選手はラモスとパリ・サンジェルマンのFWリオネル・メッシ(1.02)の2人のみ(プレイタイム900分以上の選手に限る)。ゴールを生み出す動きの質が高いことが窺える。

しかし、ポルトガル代表の新指揮官ロベルト・マルティネス監督は、24日に行われたリヒテンシュタイン戦でラモスではなくロナウドを先発起用した。ロナウドもその期待に見事に応え、PKと直接FKから2ゴールを奪う活躍を見せている。

ラモスからするとまた少しポルトガル代表でのスタメン定着から遠ざかってしまったわけだが、チャンスはこれからどんどん増えていくだろう。ロナウドとのポジション争いに臨む中で、さらなる成長を遂げていく彼の姿に期待だ。

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