昨夏にマンチェスター・シティからチェルシーへ移籍したイングランド代表FWラヒーム・スターリングの実力をどう評価すべきだろうか。
イングランド代表では監督のガレス・サウスゲイトの信頼を得てきたが、スターリングはキャリアの中で何度か批判を浴びてきた。ワールドクラスのアタッカーと評価する人は多くないかもしれない。
しかし、若い頃よりリヴァプール、マンC、チェルシーと国内のビッグクラブを渡り歩いてきた実力は本物だ。
7日に行われたドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでは、43分に貴重な先制点を記録。なかなか得点を奪えない嫌な展開だっただけに、あそこでスターリングが決め切ったのは大きかった。相手の足に当たったとはいえ、ペナルティエリアで見せた冷静なダブルタッチからのシュートは見事だ。
英『GIVE ME SPORT』によると、スターリングはこれがチャンピオンズリーグ通算27ゴール目。イングランド人選手でスターリングを上回るのは、30ゴールを決めているウェイン・ルーニーだけだという。
今季のスターリングはグループステージでも2ゴール奪っており、チェルシーのベスト8入りには欠かせない存在だったと言える。今季リーグ戦で4ゴールしか挙げられていないことには批判の声もあったが、ドルトムント戦でのゴールから勢いに乗れるか。