一時絶不調だったミランが公式戦3連勝を達成 メシアスのゴールでモンツァを下す

先制点を決めたメシアス photo/Getty Images

緊張感が続く一戦となった

19日、セリエA第23節モンツァ対ミランの一戦が行われた。しばらく勝てない期間が続いていたものの、直近公式戦2試合では連勝を飾ったミラン。完全復調に向けて落としたくない一戦となった。この試合ではFWオリヴィエ・ジルーがベンチスタートとなり、代わりに起用されたのはFWディボック・オリギ。前回対戦時には強烈なミドルシュートを決めていただけに、再びゴールが期待された。
 
立ち上がりはいきなりモンツァがミランゴールに迫る。右からのクロスがミランの選手に当たってファーまで流れると、走り込んだFWパトリック・チュリアが左足でシュート。ここはGKチプリアン・タタルシャヌがセーブし、ミランは事なきを得た。
 
そこからはミランペースで時間が進んでいったが、モンツァの厚い守備をなかなか崩すことができない。19分にはFWラファエル・レオンがエリア外から精度の高いミドルシュートを放ったが、これは右のポストに阻まれた。
 
25分にもミランは惜しい場面を作る。ボールを奪ったFWジュニオール・メシアスが自ら持ち上がりカウンターを発動。フリーだったレオンへボールを渡すと、グラウンダーのシュートがモンツァゴールを襲う。しかしここはGKミケーレ・ディ・グレゴーリオがセーブし、こぼれ球に反応したMFブラヒム・ディアスにもゴールを許さなかった。
 
その後もDFフィカヨ・トモリの強烈なシュートを止めたディ・グレゴーリオだったが、31分についにゴールを許してしまう。ミランのDFピエール・カルルが右サイドからクロスを入れると、クリアボールをメシアスが拾いゴール右隅へシュート。ディ・グレゴーリオの手を弾いてネットを揺らした。
 
試合は0-1のままハーフタイムに突入。何度か惜しい場面を作ったミランに対し、ホームのモンツァはそれほどチャンスを作れなかったが、中盤から後ろにかけての攻防では決して負けていなかった。
 
後半に入ると、久々にモンツァがチャンスを作る。53分、FWダニー・モタがミランのパスミスを高い位置で拾うと、相手を引きつけてからFWアンドレア・ペターニャへパス。残念ながらシュートはタタルシャヌの正面に飛んでしまった。
 
57分、今度はミランのDFテオ・エルナンデスに絶好機が訪れる。カウンターの流れから一気に前線まで駆け上がると、レオンからボールを受けてキーパーと1対1に。左足でループ気味のシュートを狙ったが、これはゴール左へと外れてしまった。
 
徐々に前に出ていけるようになったモンツァにも73分に決定機。左からの高々としたクロスをチュリアが上手く収めて左足でシュート。ボールは右ポストに跳ね返り、横っ飛びしていたタタルシャヌに後ろから当たったが、なんとかオウンゴールは免れた。
 
その後、途中出場のFWチャールズ・デ・ケテラエルにもチャンスがやってくる。ミランがT・エルナンデスの左サイド突破からモンツァゴールに迫ると、その流れから良い位置にいたデ・ケテラエルへボールが渡る。しかし、彼のシュートは相手DFにブロックされてしまった。

追加点を奪うことはできなかったものの、最後までモンツァにゴールを許さなかったミラン。0-1のまま試合を終えた。これで公式戦3連勝となり、クリーンシートも3試合連続で達成。まだ複数得点からは遠ざかっているが、順調に調子が上向いていると言っていいだろう。

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