“31歳”で迎える全盛期 最終ラインの全役割こなすユーヴェの番人ダニーロはもっと評価されるべきだ

ユーヴェの守備を束ねるダニーロ photo/Getty Images

ここまでチームトップの出場時間

決して派手なDFとは言えないだろう。それでも、現在のユヴェントスの最終ラインで欠かせない存在となっているのがダニーロだ。

今季のダニーロはここまで2600分間プレイしており、これはチームトップの数字だ。指揮官マッシミリアーノ・アッレグリからの信頼が分かる数字で、ダニーロはサイドバックからセンターバックまであらゆる役割をこなしてくれる。

スピード対応、ポジショニング、ビルドアップなど全体的にバランスが取れており、今季はレオナルド・ボヌッチの怪我もあってキャプテンマークを巻いたゲームもいくつかある。今やダニーロは最終ラインからチームを支える精神的支柱の一人だ。
これまでもレアル・マドリード、マンチェスター・シティでプレイするなど、ビッグクラブでの経験が豊富な選手ではある。しかし両クラブでは主力になりきれないところがあり、目立つ存在ではなかった。

それがユヴェントスでは常に最終ラインの1番手だ。現在は31歳を迎えているが、スペイン『as』は今がベストと絶賛する。クラブとの契約を2025年まで延長するとの話題も出ており、ユヴェントス復活へ経験豊富なダニーロの存在は大きい。

ブラジル代表でも信頼されてきたダニーロは現代を代表するユーティリティDFであり、『いぶし銀』との表現がピッタリな守備職人と言えよう。

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