W杯に続いてサウジアラビアがサプライズ起こす? 代表メンバー大量のアル・ヒラルはCWCで不気味な存在だ

アル・ヒラルは近年のアジアを代表するチームだ photo/Getty Images

カタール大会の主力メンバーが多く所属している

FIFAワールドカップ・カタール大会から約2カ月。サウジアラビアは再び世界を驚かせるだろうか。

カタール大会は何かとサプライズの多い大会ではあったが、最大の衝撃と言っていいのがサウジアラビア代表のアルゼンチン撃破だろう。グループステージ初戦でサウジアラビアがアルゼンチンに勝つと誰が予想しただろうか。

世界にクオリティを示したサウジアラビアの選手たちが次に目指すのは、今月1日よりスタートしたクラブワールドカップでの躍進だ。
サウジアラビア代表は選手全員が国内組で構成されており、今回のクラブワールドカップにはアジア勢としてサウジアラビアのアル・ヒラルが登場する。このアル・ヒラルにもカタール大会メンバーが多く入っているのだ。

アルゼンチン相手にゴールを決めたFWサレー・アル・シェフリ、衝撃の逆転ミドルシュートを決めたサーレム・アッ・ドーサリーの2人もアル・ヒラルの選手だ。特にサウジアラビア代表の10番を背負っていたアッ・ドーサリーは2021年のアジアチャンピオンズリーグMVPにも選ばれているテクニシャンで、その技術はアルゼンチンの選手たちをも翻弄した。

他には192cmのサイズを武器に中盤でダイナミックなプレイを見せてくれたモハメド・カンノ、テクニシャンのサルマン・アル・ファラジュ、センターバックに入るアリ・アル・ブライヒ、スピードのある右サイドバックのサウド・アブドゥルハミド、アルゼンチン相手に必死の守備を見せたGKモハメド・アル・オワイスもアル・ヒラルの主力である。

そこにMFグスタボ・クエジャール、FWルシアーノ・ビエット、オディオン・イガロ、ムサ・マレガ、アンドレ・カリージョといった外国人助っ人が加っており、今やアル・ヒラルはアジアを代表する強豪だ。

クラブワールドカップ初戦ではモロッコのウィダード・アスレティックと対戦するが、アル・ヒラルはクラブシーンでも世界を驚かせられるだろうか。まだカタール大会の余韻は国内ファンの中に残っているはずで、アル・ヒラルがそのブームに乗ってサプライズを起こせるのか楽しみだ。

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