堂安のステップアップはいつになる? コロ・ムアニ、グヴァルディオルらとともに世界が注目している

フライブルクでのプレイを続ける堂安 photo/Getty Images

W杯での活躍から注目の10人に挙げられる

FIFAワールドカップ・カタール大会の興奮から約2カ月。4年に1度の祭典でブレイクした選手たちは、今冬の移籍市場でも大きな注目を集めた。ベンフィカからチェルシーへ移籍したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスはその最たる例と言える。

しかし、仏『Foot Mercato』は思ったほど動きの激しい冬ではなかったと見ている。もちろんチェルシーなど派手に動いたクラブもあるが、カタール大会でブレイクした者の中には動かなかった選手も多い。

同メディアは『W杯の活躍後、今冬クラブに残った注目の10人』と題した特集を組んでいるが、そこにはフライブルクでプレイする日本代表MF堂安律の名前も挙げられている。
堂安はドイツ、スペイン相手にゴールを決め、日本をベスト16へと導いた。ローマなどステップアップ先の噂もあったが、ひとまず今冬はフライブルクに残留することに。フライブルクもブンデスリーガで5位と良い位置につけており、残留が正しい判断かもしれない。とはいえ、同メディアはステップアップの時を待っている。今夏以降の動きが楽しみな選手の1人なのは間違いない。

他にはベスト16で日本も大いに苦しめられたクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル(ライプツィヒ/21歳)、PK戦で大活躍だったクロアチア代表GKドミニク・リバコビッチ(ディナモ・ザグレブ/28歳)、疲れを見せずピッチを走り続けたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(フィオレンティーナ/26歳)、ワールドカップでの活躍から欧州でも見てみたいモロッコ代表DFヤヒア・アティヤット・アッラー(ウィダード・カサブランカ/27歳)。

クリスティアーノ・ロナウドに代わって先発し、ベスト16のスイス戦でハットトリックまで決めたFWゴンサロ・ラモス(ベンフィカ/21歳)、ガーナ代表の未来を背負うFWモハメド・クドゥス(アヤックス/22歳)、エクアドル代表の右サイドバックを務めたアンヘロ・プレシアード(ヘンク/24歳)、最大のブレイクと言ってもいいフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(フランクフルト/24歳)。

PK戦でのセレブレーションなどネガティブな方向でも話題になってしまったが、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/30歳)の名前も挙げられている。バイエルンでは負傷したマヌエル・ノイアーに代わってヤン・ゾマー獲得が発表されたが、本来はマルティネスも候補に入ってもおかしくなかった。それだけの実力はあるはずだ。

堂安、ゴンサロ・ラモス、グヴァルディオル、コロ・ムアニ、クドゥスといった選手は年齢的にも今夏に動く可能性があり、いずれも注目度は高い。ワールドカップでの活躍が一時的なものでなかったのか後半戦もチェックされるだろうが、彼らはカタールでの勢いを継続できるか。

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