誰もが認める一級品の才能の持ち主なのは確かだが、MFポール・ポグバのキャリアはどうなってしまうのだろうか。
ポグバは昨夏にユヴェントスへの復帰を果たしたが、ここまでは怪我続きでまったくプレイできていない。コンディションが良ければ昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でもプレイしたはずだが、結局は間に合わず欠場。後半戦に入った今も離脱は続いており、ユヴェントスからすれば大きな誤算だ。
伊『Tuttomercato』によればユヴェントス側が現状に不満を抱いており、我慢の限界がきているという。これはサポーターも同じ感覚かもしれない。
振り返れば、ポグバのベストだった期間は2012年から4年間を過ごした最初のユヴェントスでの時間だったのかもしれない。2016年には巨額の移籍金で古巣マンチェスター・ユナイテッドへ向かったが、そのパフォーマンスには波があった印象だ。絶好調時は1人で違いを生み出せたが、安定して活躍できたシーズンが少ない。思うようにチームタイトルを増やせなかったことを考えても、理想的なマンチェスター生活とは言えなかったはずだ。
昨夏には改めてユヴェントスへ戻る決断を下したわけだが、ここまでの状況は前述の通り。中にはポグバのことをよく知る指揮官マッシミリアーノ・アッレグリの下で2014年、2015年頃のパフォーマンスを取り戻してくれるのではとの期待感もあったが、コンディションが安定しないことには始まらない。
まだ29歳と中堅世代だが、ポグバのキャリアはどうなるのか。ユヴェントスも我慢の限界が近いとされているだけに、今後の状況が読みづらくなってきた。