アモリムがマンUで大胆改革 固定スタメン廃止と「交代こそ勝敗を決める」新哲学

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム photo/Getty Images

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インパクト重視

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、チーム文化を根本から変えようとしている。『GiveMeSport』によれば、同監督は「固定されたスターティングイレブン」という概念を否定し、選手には試合を始めるだけでなく終える重要性を説いているという。

アモリムは勝敗が決まるのは多くの場合残り30分だと強調し、交代出場の価値を最大化する方針を示したという。エリック・テン・ハーグ前監督の下ではベンチ要員が不満を募らせる傾向があったが、現体制では「ふてくされは許されない」と明言。交代選手を「ゲームチェンジャー」と位置付けている。

プレミアリーグ開幕節、アーセナルに0-1で敗れた一戦では攻撃面の課題が浮き彫りとなった。それでも指揮官は「個よりも影響力」を重んじる哲学こそ、チームに一体感をもたらすと確信している。選手の起用は体調や戦術的ニーズに応じ、途中出場から評価される機会も重視されるという。
オールド・トラッフォードでは明確な文化転換が始まっている。主力か控えかに関わらず全員が役割を持つ姿勢は、過密日程と激戦続きのプレミアにおいて不可欠だ。アモリムの改革が浸透すれば、ユナイテッドはより強固で一体感のある集団へと変貌していく可能性を秘めている。

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