マンUの新巨人・ベグホルストの強みは“高い献身性” 「自分なりのプレイやプレッシング」でチームのために戦うストライカー

ベグホルストの加入によりチーム全体の得点力が向上しそうだ photo/Getty Images

3試合連続でスタメン起用されている

FWアントニー・マルシャルは怪我がちで、FWクリスティアーノ・ロナウドは昨年11月に退団。今季のマンチェスター・ユナイテッドはセンターフォワードの層の薄さに悩まされていた。しかし、今月中旬にローンで獲得したFWボウト・ベグホルストが早速好パフォーマンスを見せている。直近のノッティンガム・フォレスト戦ではすでに移籍後初ゴールも決めているが、彼の場合、得点よりも“周りを活かす力”がチームに大きなプラスをもたらしそうだ。
 
197cmという長身を誇るものの、空中戦よりは前線で起点やスペースを作る動き、高いプレス強度などを持ち味としている様子のベグホルスト。マンUに移籍してからまだ3試合しか出場していないが、マルシャルとはまた違った良さを発揮している。
 
英『Daily Mail』によれば、ベグホルスト自身もマンUでのプレイにある程度手応えを感じているようで、今後に向けた意気込みを語っている。フォア・ザ・チームの精神や周りとの連携を大事にしていることが彼のコメントからは窺える。
 
「最初の1週間はうまくいったと思うし、あとは結果を出して、いかにチームに貢献できるかが大事だ。僕はその役目を果たすことにかなり自信がある」
 
「チャンスを掴むための瞬間が今ここにあるし、結果を出してチームに貢献したい。自分なりのプレイやプレッシングでね」
 
「まだ3試合目ということもあって、周りの選手のプレイぶりはこれからもっとわかってくる。まだまだ改善の余地があるよ。これからどんどん良くしていくつもりだ」
 
ストライカーである以上「自分でゴールを決めたい」という想いも当然あるはずだが、その気持ちを後回しにしてでもチームのためにプレイできる“自己犠牲の精神”がベグホルストにはありそうだ。エリック・テン・ハーグ監督や周りの選手たちは、彼の献身性の高さに大いに助けられることになるだろう。

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