W杯後に三笘とラッシュフォードはどうした 左サイドをズタズタに切り裂く2人に世界が驚いている

三笘も勢いが止まらない photo/Getty Images

W杯後に進化したアタッカーとして三笘の名前も

FIFAワールドカップ・カタール大会で何かを掴んだのだろうか。

英『Football365』は、ワールドカップ後にプレミアリーグで急成長を果たしたアタッカーにマンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォード、ノッティンガム・フォレストFWブレナン・ジョンソン、そしてブライトンFW三笘薫の3人をピックアップしている。

数字だけで見るなら、最大の衝撃はラッシュフォードだ。以前より才能のあるアタッカーではあったが、ワールドカップ後はリーグ戦6試合で5ゴール、FA杯ではエヴァートン戦で1ゴール2アシスト、EFL杯では3試合で4ゴールと手がつけられない。指揮官エリック・テン・ハーグのスタイルが浸透してきたことも影響しているだろうが、ラッシュフォードの中で何かの感覚が変わりつつあるのだろう。
ウェールズ代表の一員としてワールドカップに参加していたジョンソンは、まだ21歳と若い選手だ。こちらはプチブレイクといったところだが、リーグ戦では直近3試合で2ゴール2アシスト、EFL杯のブラックバーン戦では2ゴールを挙げる活躍を見せている。ガレス・ベイルが去ったウェールズを引っ張る存在になれるだろうか。

そして最後に三笘だ。三笘の場合は今季からブライトンでプレイしていることもあり、序盤戦でベンチスタートが増えるのは仕方のないことではあった。元よりポテンシャルは抜群で、それが後半戦から発揮され始めたといったところか。

しかし、世界からすれば衝撃が大きいだろう。日本代表ではスーパーサブとして活躍した三笘が単なるドリブラーではなく、あらゆる形でゴールに絡める特別な選手と世界が気付いたのだ。レスター・シティ戦で決めたミドルシュートは特に衝撃が大きく、三笘の引き出しの多さに驚く1週間の繰り返しだ。

三笘もカタール大会で自信を得たところはあるだろう。スペイン代表やドイツ代表相手にも通用することが確認でき、確信を持ってブライトンに合流したはず。得点数ではラッシュフォードの方が上だが、左サイドから仕掛けるインパクトでは三笘も負けていないはずだ。このままプレミアリーグを代表するスター選手になる可能性もあり、カタール大会後から三笘の知名度は飛躍的に上がっている。

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