敗戦でも“シャルケの希望”となった上月壮一郎 デビュー戦のパフォーマンスにブンデス公式も高評価

チャンスに絡んだ上月 photo/Getty Images

フランクフルト戦で初先発

また一人、ブンデスリーガのピッチに日本人プレイヤーが足を踏み入れた。FIFAワールドカップ・カタール大会による中断時期にシャルケのトップチームへ昇格し、再開後すぐに先発でデビューを果たした上月壮一郎だ。

W杯再開初戦となった第21節でシャルケはフランクフルトと対戦。上月は右サイドハーフで初スタメンを飾った上月はアグレッシブなプレイを見せ、ポスト直撃のシュートを放つなど、高いパフォーマンスを発揮した。

試合は0-3と完敗したシャルケだったが、ブンデスリーガ公式は今試合のレビューにて「U-23からの新人・上月壮一郎の活躍が目立った」とデビュー戦の上月を特集している。さらに「ウィンターブレイク中にプロ契約を結んだ22歳の日本人は、緊張する姿はなく自信に溢れていた。シャルケはまだ移籍市場でウインガーを探しているが、少なくともその穴を埋めるのに必要な能力を上月は持っている」と高く評価した。
世代別日本代表でも主力となり、京都サンガF.C.でも若くしてデビューを飾っていた上月だが、Jリーグの舞台では本来の力を発揮できず。それでもドイツの舞台で自身を磨き続け、ブンデスリーガのピッチに立ち、公式メディアに「シャルケの希望」と呼ばれるまでに成長した。22歳で2度目のプロデビューを飾った上月のサッカー人生は、まだ始まったばかりだ。

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