期待膨らむデビュー戦でまさか…… フェリックスがチェルシー史上初の失態

チェルシーデビュー戦で退場処分のフェリックス photo/Getty Images

58分に退場処分となってしまう

FIFAワールドカップ・カタール大会でポルトガル代表として4試合1ゴール2アシストと活躍したジョアン・フェリックス。しかし所属先のアトレティコ・マドリードでは、今季出場機会を得られておらず、ディエゴ・シメオネ監督との関係悪化も取りざたされていた。

そんなフェリックスは今冬、チェルシーへの期限付き移籍を発表。買取オプションは付随せず、移籍にかかる手数料は約1100万ポンドという高額な手続きとなった。プレミアリーグで10位と低迷するチェルシーの悪い流れを打破するために大きな期待を寄せられての補強だろう。

しかしフェリックスのチェルシーでのキャリアは最悪な形でスタートしてしまった。プレミアリーグ第7節延期分でフラムと対戦したチェルシーは、フェリックスが早速スタメン出場を飾る。
前半に1点リードされるも、47分にはカリドゥ・クリバリのゴールで同点。逆転に向けて勢いを増していきたい58分、フェリックスは右SBのケニー・テテからボールを奪おうとスライディングを行うと、足はテテのすねを蹴ってしまい、これがレッドカードに。フェリックスのデビュー戦は58分間で強制終了となってしまっただけでなく、プレミアリーグの規定上、3試合の出場停止が科されることとなる。その後、1人少ないながらも勝ち越しを狙うチェルシーだったが、73分に決勝点を被弾し、1-2で敗れている。

まさかのデビュー戦での退場は、チェルシーのクラブ史上初の出来事。パフォーマンス自体は良かったため、今後のプレイには期待を持てそうだが、現状打破への一手だったはずのフェリックスが3試合出場停止は、チェルシーにとって思わぬ痛手となるだろう。

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