長かった2022年も終わりが近づいてきた。多くの選手が評価を高めており、世代交代が進んだ。
『transfer markt』では2022年で評価を挙げた選手を紹介している。
最も市場価値が上がったのは、エンソ・フェルナンデス、ヨシュコ・グヴァルディオル、アントニー、ラファエル・レオン、オーレリアン・チュアメニ、ガビの6人で、上り幅は5000万ユーロ(日本円にして約70億円)となっている。
フェルナンデスとグヴァルディオル、チュアメニの3人は先日まで行われていたFIFAワールドカップ・カタール大会でさらに評価を上げた。3人全員がゴールを決めており、フェルナンデスとチュアメニのミドルシュートは印象的だった。
フェルナンデスとグヴァルディオル、レオンには今後のステップアップが期待されている。プレミア勢が優勢で、フェルナンデスにはチェルシーとリヴァプールが、グヴァルディオルとレオンにはマンチェスター・シティが関心を寄せている。
アントニーとガビはすでにトップクラブでプレイしており、今後評価を高めるだけだ。アントニーはアヤックスからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際に支払われた最大1億ユーロの移籍金が重荷になるのではと考えられていたが、すでにイングランドに適応し輝きを放っている。
ガビはペドリと共に中盤からバルセロナをけん引している。スペイン代表でも所属クラブでも中心的な存在であり、そのクオリティは本物だ。バルセロナは長年アンカーとしてチームを支えたセルヒオ・ブスケッツの今季限りでの退団が濃厚とされており、その中でガビはどのような役割を担うのか注目したい。
2022年で最も価値を高めた若い6人。フェルナンデス、グヴァルディオル、レオンの3人は今後ビッグクラブが彼らを巡って争奪戦を繰り広げるのはほぼ既定路線であり、次世代のスターは今後どのクラブでプレイすることになるのだろうか。