発熱でW杯は不完全燃焼も…… レアル・ソシエダに戻れば隣にいる“相性のいい”相棒の存在

レアル・ソシエダでは主力として活躍する久保建英 photo/Getty Images

後半戦もこの2トップが武器となるか

FIFAワールドカップ・カタール大会は発熱の影響で不完全燃焼に終わった久保建英。グループステージ初戦では先発するも、前半のみでベンチに下げられるなど、主役にはなれなかった。

そんな久保だが、所属するレアル・ソシエダに戻れば主役としての活躍が期待される。今夏の移籍市場で加入してからは中心人物としてチームをけん引している。

ラ・レアルのイマノル・アルグアシル監督は久保にセカンドストライカーという役割を与えた。トップ下やサイドハーフでプレイすることが多かった久保としては新境地となったが、問題なく適応し、今ではそのポジションが久保の定位置となっている。
「彼はサイドに下がるのが好きで、僕がボックス内にいるときにいいクロスを上げてくれる。彼は小さくて速く、僕は大きくて強いので、相性がいいんです」

西『MUNDO DEPORTIVO』ではラ・レアルのアレクサンデル・セルロートが久保について語っている。

久保が今季活躍できているのは、このセルロートの存在が大きい。セルロートは中央でターゲットマンとなって相手のマークを引き寄せることで、バイタルエリアで輝く久保がプレイしやすくなる。195cmとサイズがあり、久保のクロスに合わせられる点も相性の良さを感じられる。

ラ・レアルは前半戦をバルセロナ、レアル・マドリードに次ぐ3位で終えることができた。怪我で離脱していたモハメド・アリ・チョーは実戦に戻ってきており、ミケル・オヤルサバルの復帰も近いとされている。久保としてはライバルが増えることになるが、後半戦に向けて頼れるチームメイトが戻ってきたことは朗報だ。

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