久々先発のマグワイアがクリーンシートに貢献 ヴァラン離脱によるディフェンス力の低下は杞憂に終わるか

奮闘したマグワイア photo/Getty Images

ヴァランなしでも2戦連続無失点のマンU

31日のウェストハム・ユナイテッド戦で久々の先発出場を果たしたマンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイア。彼の安定感のないパフォーマンスには批判的な声があがることも多いが、今回は比較的良いパフォーマンスを見せた。
 
今季はDFラファエル・ヴァランと新加入DFリサンドロ・マルティネスのセンターバックコンビが定着していたマンU。しかし、23日のチェルシー戦でヴァランが負傷したことにより、28日のヨーロッパリーグ、シェリフ・ティラスポリ戦はL・マルティネスとDFヴィクトル・リンデロフがコンビを組んでいた。
 
9月下旬の代表戦以降、負傷離脱が続いていたマグワイアはそのシェリフ戦に後半から出場し、戦線に復帰。3-0の勝利を分かちあった。そして今回のウェストハム戦では9月9日のELレアル・ソシエダ戦以来となるスタメン入り。L・マルティネスとコンビを組んだのも久々で、4-0で大敗した第2節ブレントフォード戦が最後となっていた。
 
結果的にマンUはFWマーカス・ラッシュフォードがもたらした1点のリードを守りきり、ウェストハム相手に1-0の勝利を収めている。マグワイアもFWジャンルカ・スカマッカやFWジャロッド・ボーウェンなどに落ち着いた対応を見せ、後半アディショナルタイムにはボーウェンの決定的なシュートをブロック。2試合連続でクリーンシートに貢献している。
 
英『METRO』によれば、エリック・テン・ハーグ監督も試合後にマグワイアのパフォーマンスを称賛。このようなコメントを残している。
 
「ボックス内の守備において、彼は素晴らしかった。彼は偉大な選手であり、本当に良いディフェンダーだ。チームにとって彼がどれだけ重要な存在であるかを我々は確認することができた」
 
ヴァランの離脱によってディフェンス力の低下が懸念されていたマンUだが、マグワイアが今回のようなパフォーマンスを継続できるのであれば、それは杞憂に終わるはず。マンUのトップ4フィニッシュも現実味を帯びることになるだろう。

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