退団の可能性高いロナウドの後釜探しに動く ユナイテッドにベストなFWはどんなタイプ?

マンチェスター・ユナイテッドで出番がないクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images

3人の候補が浮上した

昨季マンチェスター・ユナイテッドに復帰し素晴らしいパフォーマンスを披露したクリスティアーノ・ロナウド。30代も終盤に突入している大ベテランだが、ストライカーとしての能力は健在であり、リーグ戦では18ゴール3アシストと得点ランキングでも上位に食い込んだ。

しかし今夏の移籍市場ではクラブがCLに出場できないことを理由に移籍を志願。しかし自身の高額な給与がネックとなって実現せず残留することに。新監督であるエリック・テン・ハーグが求めるFW像と合わないこともあって出場機会が激減しており、今ユナイテッドの最前線はマーカス・ラッシュフォードが務めている。ロナウドは1月の退団が噂されており、どこへ行くのか。

ユナイテッドはロナウドに代わるストライカーを求めており、英『90min』によると、レヴァークーゼンのパトリック・シックとリールのジョナサン・デイヴィッド、リヨンのムサ・デンベレが候補に挙がっているという。
シックはチェコ代表の長身ストライカーで、昨季は24ゴール3アシストと飛躍の年となった。しかし今季はチーム自体の不調もあって数字を伸ばせておらず、リーグ戦ではここまで2ゴールに終わっている。それでも守備で走れる現代的なストライカーであり、指揮官の考えとマッチする。191cmとこの3人の中では最も大きく、ラッシュフォードやアントニー・マルシャルとタイプが被らないことを考えると、第1候補といえる存在だ。

デイヴィッドはチェルシーも狙っているカナダの快足FWだ。所属するリールではコンスタントに得点を重ねており、20-21シーズンは13ゴール、昨季は15ゴール、今季は12試合で9ゴールと例年の数字を更新しそうな勢いである。彼もシック同様に守備で走れる現代的なFWである。

最後のデンベレは以前からユナイテッドが関心を寄せていた選手である。アトレティコ・マドリードでは思うような成績を残せていないが、リヨンでの実績は本物だ。今季はアレクサンドル・ラカゼットにポジションを譲っており、獲得できる可能性でいえば、この3人で最も高いかもしれない。

ロナウドを除いたユナイテッドのセンターフォワードのスタイルを見る限り、スピードを武器とするデイヴィッドはラッシュフォードやマルシャルと被る。シックやデンベレはそのパワーを武器に狭いエリアでもポストプレイができ、ボールが収められる。ただデイヴィッドと比較すると、今季の得点数の少なさが気になる。

現所属のCFの安定感を考えれば新たなストライカーが欲しい。決定力があって怪我せず、守備ができるタイプが理想であり、赤い悪魔は誰を獲得するのだろうか。

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