3度の決定機逸も西紙は守備面での貢献を称賛 “タフネス”光る久保建英の成長

海外メディアから高評価の久保建英 photo/Getty images

レアル・ソシエダ移籍は正解だった

ラ・リーガ第10節レアル・ソシエダ対マジョルカの一戦が行われ、1-0でホームのラ・レアルが勝利を収めた。これでラ・レアルは公式戦8連勝を達成。クラブ史上初の快挙であり、9月の中旬から約1カ月すべての試合で勝っていることになる。リーグではアトレティコ・マドリードやレアル・ベティスを追い抜き、3位に浮上した。

日本代表の久保建英はこの試合もアレクサンデル・セルロートと前線で2トップを組んでいる。これでリーグ戦での先発は6試合連続に。

総シュート数14本、枠内シュート数7本のスタッツから分かるようにラ・レアルが攻める展開となった。そうなれば久保は生きる。25分にはダビド・シルバのパスに反応して上手く抜け出しGKと一対一のチャンスを得たが、ゴールならず。
この日は久保にチャンスが回ってくることが多く、67分にはセルロートのパスをボックス内からダイレクトでフィニッシュ。利き足の左でシュートを放つことには成功したが、再びマジョルカの守護神プレドラグ・ライコビッチのセーブに遭いゴールネットを揺らすことはできない。

久保は前述したシーン以外でも枠内にシュートを放っており、オンターゲット3本、キーパス2本と攻撃面では素晴らしいスタッツを披露し75分にベンチに下がっている。

「スピードとハングリー精神に溢れ、決定機を作り出す。守備では激しく荒々しい一面も。GKとの一対一では3回もミスをしてしまった」

「素晴らしいゲームだが、ゴールならず。少なくとも1点は決めるべきだった。あらゆる面でチームに貢献した」

西『MUNDO DEPORTIVO』や西『noticias de Gipuzkoa』は久保にこのような評価を下している。やはり3度の決定機逸は気になったようだが、それでも守備面での貢献を評価されており、総じて評価は悪くない。

ブライトンでは三笘薫が怪我をしてしまったが、久保はリーグ戦にELと並行して戦っており、タフネスさうかがえる。10月は22日のバリャドリード戦、28日のオモニア戦、31日のレアル・ベティス戦と3試合残っており、ゴールに期待だ(データは『SofaScore』より)。

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