黄金期ミランを支えたアンブロジーニがガットゥーゾとのコンビを回顧 現在の中盤トナーリ&ベナセルと比較

現役時代のアンブロジーニとガットゥーゾ photo/Getty Images

世界を席巻していた当時のミラン

現役時代はジェンナーロ・ガットゥーゾ氏やアンドレア・ピルロ氏、クラレンス・セードルフ氏らと共に中盤でプレイし、2000年代のミラン黄金期を支えたマッシモ・アンブロジーニ氏。2年連続のリーグ優勝を狙う現ミランの選手たちについて、自らの見解を示している。
 
2002-03シーズンや2006-07シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど、ミランで多くのタイトルを獲得してきたアンブロジーニ氏。ミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏が2009年に現役を引退した際は、彼に代わってキャプテンに任命されるほど人望も厚かった。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によれば、アンブロジーニ氏は9日に行われたミラン対ユヴェントスの一戦に先立って、現在のミランについて言及。FWラファエル・レオンがティエリ・アンリ氏に似ていることや、FWチャールズ・デ・ケテラエルとカカー氏の類似点などについて語る中、MFサンドロ・トナーリ&MFイスマエル・ベナセルのコンビについても自らの考えを明かしており、アンブロジーニ氏&ガットゥーゾ氏のコンビと比較している。
 
「(どちらが良いコンビか問われ)明らかに僕とリーノ(ガットゥーゾ)だよ(笑) 真面目に話すと、今のサッカーでは僕たちがプレイしていた時より、ディフェンスの前にいる中盤の選手に多くのことが要求される。ガットゥーゾと僕は質の高いチームメイトに囲まれていたから、ボールを回収して、それを上手く処理できる選手に届けることが主な仕事だった」
 
本人が言うように、ビルドアップという点に関してはトナーリ&ベナセルコンビの方が上かもしれないが、アンブロジーニ氏やガットゥーゾ氏がいたからこそ、ピルロ氏などが配給役として伸び伸びとプレイできていたはず。彼らのような仕事人が当時の“強いミラン”に欠かせなかったことは間違いない。

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